【新しいお菓子のカタチ】米粉スナック「サクリィ」の挑戦と、リニューアルを支えた「米粉補助金」について
こんにちは。近年、需要量が伸びており注目を集めている「米粉」。私たちは、この米粉の特性を生かし、これまでの米粉製品の常識を覆す新しいノンフライスナック「サクリィ」を開発しました。
今回は、「サクリィ」の魅力と、私たちの挑戦を大きく後押ししてくれた「米粉商品開発等支援対策事業(米粉補助金)」についてお話ししたいと思います。
私たちが活用した「米粉補助金」とは?
「サクリィ」の大規模なリブランディングを実現するにあたり、私たちは農林水産省の「米粉商品開発等支援対策事業」を活用しました。この事業は、単なる小麦粉の一時的な代替ではなく、消費者ニーズに合った新しい商品を製造し、米粉の利用拡大を図ることを目的としています。
商品等開発費はもちろん、機械導入・製造ラインの変更費、食品表示変更に伴う包材資材の更新、商品PR費など幅広い取組が対象となり、補助率は原則1/2、上限1億円・下限100万円という手厚い支援制度です。直近の公募期間は令和8年4月17日〜5月22日に設定されており、さらに手続きは「J グランツ」を通じたオンライン申請で行う仕組みとなっています。

なぜグッテの「サクリィ」は採択されたのか?
私たちの取り組みがこの補助金に採択された背景には、サクリィ開発の経緯が、補助金の「消費者ニーズに合った商品づくり」という目的に深く合致していたからだと考えています。
代表の宮﨑は、病院勤務の経験から、腸疾患などお腹が敏感な方の食の課題を解決したいとグッテを創業しました。当初、腸疾患を抱える方向けに開発した米粉スナックをオンライン販売したところ、自然食品店や健康意識の高い一般の方々からも多数のお問い合わせをいただきました。 そこで、一部の方向けにとどまらず、健康志向の方から食に制限がある方まで「誰もがおいしく安心して食べられるスナック」へと進化させる必要性を感じました。同時に、持続可能な事業とするためには、販売量を増やして原価を下げるというビジネス上の課題もありました。
この補助金を活用し、より幅広いニーズに応えるべく、味と食感に一切妥協せずフレーバーを見直し、商品名「サクリィ」へのリニューアル、パッケージや内容量の再設計などを行いました。小麦粉の代替にとどまらず、消費者の声に応えて新たな食の価値を生み出そうとする私たちの姿勢が、米粉の利用拡大という補助金の趣旨と一致したのだと思います。
「サクリィ」の魅力:これまでにない食感とフレーバー
新しくなった「サクリィ」は、福岡県産玄米「ふくのこ」の発芽玄米全粒粉を100%使用したノンフライスナックです。農研機構が開発した処理技術を用いることで、米粉特有の口にまとわりつく感じをなくし、驚くほど“軽くてサクサクとした食感”と“クセのない味と香り”を実現しました。
フレーバーは3種類。日本最古のゆず「桂木ゆず」を使用し爽やかな香りが広がる「香るゆずのり塩」、3種のチーズと味噌を組み合わせた「こだわりチーズ」、ミネラル豊富な沖縄県産黒糖と厳選カカオを合わせた「たっぷりカカオ」をご用意しています。添加物に頼らない素材を生かした製法で、不安や罪悪感なく「ジャンクフード感」を楽しんでいただけます。
今後の展望:日本発の米粉スナックを世界へ
2025年10月30日にリニューアル発売したばかりの「サクリィ」ですが、私たちの見据える未来はさらに広がっています。 まずはブランドを確立し、早期に1000軒の店舗様へお届けすることを目指しています。これにより、食の制限を抱えるより多くの方々の課題解決に貢献したいと考えています。
さらに、2024年にサンフランシスコで行った試食会での高評価を胸に、将来的な海外展開も視野に入れています。また、原料である「ふくのこ」の生産地・福岡県直方市の持続的な農業発展にも寄与していきたいです。
米粉製品は、単なる「小麦の代用品」ではありません。日本の米粉だからこそ、ここまでできるという挑戦の証です。
補助金という力強い後押しを受け、さらなる飛躍を目指す「サクリィ」。
皆さんもぜひ、これまでの米粉の常識を超える新しい食体験を味わってみてください!
👉株式会社グッテ | 米粉商品開発等支援対策事業 取組事業の紹介
監修
宮﨑拓郎
米国登録栄養士(RDN)、公衆衛生学修士(MPH)、中小企業診断士。帝人ファーマ(株)で営業、海外アライアンス、事業開発等を経験後退職し渡米。2018年ミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。同大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学消化器内科で臨床試験(低フォドマップ食/アプリ等)に従事。在学中に日本でグッテを起業し帰国後代表。講談社より書籍2冊を共著で出版。食事指導にも従事。




