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黒糖と素焚糖(すだき糖)─“素材を生かす甘さ”の違いと栄養価

黒糖と素焚糖(すだき糖)─“素材を生かす甘さ”の違いと栄養価

前回のコラムでは、砂糖の栄養価の違いはごくわずかであり、料理との相性で選ぶことが大切だとお伝えしました。

今回は、その中でも特に個性がはっきりしている 黒糖 と 素焚糖(すだき糖) について、風味や使い分けの違いを詳しくご紹介します。

砂糖の選び方については、こちらのコラムでも触れています。 →「砂糖ってどれも同じ?知っておきたい種類と使い分け 」

 

黒糖について

黒糖は、サトウキビの絞り汁をほぼそのまま煮詰めて固めた砂糖です。
濃厚な甘さと強い風味があり、サトウキビ由来のミネラルや風味がそのまま残ります。

◎黒糖の栄養価の特徴

黒糖には、カリウムカルシウムマグネシウムリンなど、ミネラルが白砂糖より多く残っています
とはいえ、砂糖は一度に使う量が少ないため、黒糖でミネラルをしっかり補うのは難しいものです。
そのため、黒糖の魅力は栄養面というより、コクのある甘さや香ばしい風味を楽しむと考えると分かりやすいでしょう。


◎黒糖をサクリィ(たっぷりカカオ味)に選んだ理由

黒糖の自然な甘さと深いコクが、カカオの風味をぐっと引き立ててくれるため、カカオ味には黒糖を合わせています。



素焚糖(すだき糖)について

素焚糖は、奄美諸島産のサトウキビを原料に、糖蜜をほどよく残したまま仕上げる含蜜糖です。 黒糖と違い、香りやクセを控えめに仕上げているため、ナチュラルで上品な甘さが特徴です。

◎素焚糖の栄養価の特徴

黒糖ほどではありませんが、素焚糖にもカリウム、カルシウム、マグネシウム等のミネラルが残っています。


◎素焚糖をサクリィ(香るゆずのり塩味)に選んだ理由

素焚糖は軽やかで上品な甘さと素材の味を邪魔しないコクが、ゆずと海苔の風味をそっと引き立ててくれるため、ゆずのり塩味に仕上げています。


黒糖と素焚糖の違い(栄養×風味×使い分け)

黒糖と素焚糖は同じサトウキビ由来ですが、甘さの質や香りの強さは大きく異なります。


まとめ

黒糖と素焚糖は、同じサトウキビ由来の含蜜糖でも、甘さの質・香りの強さ・合う料理や素材 がまったく違います。
その違いを理解したうえで、サクリィでは最適な砂糖を一つひとつ選んでいます。
砂糖はただの甘味料ではなく、「香り」「コク」「素材の引き立て方」を左右する重要な要素。
“風味の違い”を知ることで、普段の料理やおやつも、よりおいしく楽しめるようになることでしょう。

 

 

参考文献

・農林水産省 砂糖のすべて~原料の生産から製品まで~:https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kanmi_sigen/index.html
・大東製糖株式会社 素焚糖(すだきとう):https://daitoseito.co.jp/product/p01
・日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
・大東製糖株式会社すだき糖製品案内:https://daitoseito.co.jp/product/nutrition#p01

 

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