低脂質を心がけている方必見!抑えておきたい魚の栄養(脂質)
突然ですが、魚はお好きですか?
本当は肉が好きだけど、からだのことを考えて魚を意識して食べている、もともと魚が好き、肉と魚をバランスよく食べるようにしている、など魚を食べる理由はさまざまあるかと思います。
今回は魚に含まれる栄養素、特に脂質について一緒に学びたいと思います。
脂質
よく知られているように魚にはオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。このオメガ3系脂肪酸は、心血管の健康や脳の機能に良い影響を与えるとされています。
オメガ3系脂肪酸について、もっと詳しくみてみましょう。
主なオメガ3系脂肪酸には、ALA(αリノレン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)があります。この中のDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は魚介類に含まれています。
以下に主な魚の栄養素を表にまとめましたので、参考にしてください。
参考:日本食品成分表第八訂
特にぶりやさば、ぎんざけにはオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。オメガ3系脂肪酸は脂肪酸の中でも、抗炎症作用があると言われている脂肪酸です。関節炎や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)の炎症性疾患の症状を軽減する可能性があります。
抗炎症作用の他にも以下のようなことが分かっています。
・心疾患で死亡する可能性が低くなること
・中性脂肪値を下げる可能性があること
・関節リウマチの症状緩和に有効である可能性があること
また、週に一回以上海産物を食べる人は、まれにしか食べないあるいは全く食べない人と比較して心疾患が原因で死亡する可能性が低いとの研究結果もあります。
(海産物(魚や甲殻類)を多く含む食事と心疾患に関する研究)
まとめ
- オメガ3系脂肪酸には、ALA(αリノレン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)がある
- DHA、EPAは魚介類の中でも、さば、ぶり、ぎんざけに多く含まれている
- オメガ3系脂肪酸は抗炎症作用があると言われている脂肪酸である
週1回以上の摂取を心がけてこれからも健康維持できるようにしたいですね。