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専門家に学ぶ認知症と排便ケアのための実践栄養講座 開催レポート

専門家に学ぶ認知症と排便ケアのための実践栄養講座 開催レポート

8月25日に行われた練馬区の介護支援事業「介護学べるサロン」に米国登録栄養士の宮﨑が登壇しました。

 

 

「介護学べるサロン」は、東京都・練馬区の介護支援事業の一環として行われており、地域の介護施設などで介護や健康に役立つ学習(ミニ講座)を実施しています。

認知症のある方の生活を支える家族や地域住民が気軽に相談できる場として、介護家族や本人、地域の専門職および近隣住民を対象に支援を行うことを目的としています。

今回「しゃくじいの庭」では「専門家に学ぶ 認知症と排便ケアのための実践栄養講座」をテーマに、認知症の方が直面する排便に関する困りごとや、腸内環境を整えるための具体的な方法を紹介しました。



 当日は以下のようなやりとりがありました。

 

便秘に対して水分摂取が重要と言われているがどの程度の水分摂取が必要ですか?

水分の摂取は一般的に重要であるものの、慢性の便秘症において水分摂取のみで便秘を改善したというデータはあまりなく、2023年に公表された便通異常症ガイドラインにおいても水分摂取は勧められてはいないです。

水分を一定摂取することは大切だが、過度に摂取することにより食事が食べられなくなることもあるのでバランスが大切です。




プロバイオティクスなどのサプリメントの摂取はどうすればいいですか?

腸を整えるために発酵性のものやネバネバのものを摂取することは一般的に大切だが、プロバイオティクスのサプリメント等についてはご自身の体に合うものと合わないものがあることがある。合わない場合は逆に消化器症状等が出ることもあるので注意が必要です。

一般的には1-2カ月程度摂取してみて効果を実感できなければやめてしまって問題ない。サプリメントに限らず自分に合うプロバイオティクスを探すことが大切です。

 

 

また、参加者の方たちにはグッテが運営する「グッテレシピ」掲載の「おなかにやさしいキーマカレー」と「やさしいひとくち ノンフライスナック」を試食いただきました。

 

 

参加いただいた方たちからは、

「家族の排泄介助」や「自身が要介護になった際に気をつけるべきこと」など多くの相談が寄せられ、排泄ケアの知識の重要性が改めて認識されました。

 

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