食事制限がある方が知っておきたい旅行中の食事のポイント〜潰瘍性大腸炎やクローン病(IBD)、過敏性腸症候群(IBS)、食物アレルギーなど~
こんにちは。管理栄養士のかおりです。
もうすぐゴールデンウイーク!もうすでに旅行などの楽しい計画を立てている方もいるかもしれませんね。
お出かけの予定を立てる中で、食事の事が気になる方もいるかと思います。
この記事では、潰瘍性大腸炎やクローン病、過敏性腸症候群といった疾患や食物アレルギーなどによる食事制限がある方が旅行を楽しむためのお店の選び方などのコツをお伝えします。
旅行へ出かける際の食事対策はどうする??
旅行の魅力のひとつに、その地域の食事を楽しむことがあります。潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)や過敏性腸症候群(IBS)といった疾患や食物アレルギーをお持ちの方にとっては、旅行中の体調管理や食事の制限が課題となることもあります。
普段食べ慣れているものや安心できる食品や量を考えながら外出先で食事を摂ることが、食事の影響を最小限にするためのポイントです。
さらに、旅行前に行う準備についてもご紹介いたします。
自分の食事制限に合ったレストランを探す
事前に滞在地やホテルの近くのお店を調べましょう。
- webサイトなどで事前に滞在地やホテルのメニューの確認し、低脂質や特定食品の除去などの個別対応が可能か確認する
- お気に入りの外食チェーン店を決めておく。
- バイキングやフードコート、食堂など選択肢の多いお食事処を選ぶ
自炊ができるプランを検討する
バーベキューやキャンプ、コンドミニアムなど自炊を楽しむ事で、自分にあった食事をする事が可能です。
テーマパークや遊園地内で食事をする場合
テーマパークのwebサイトではレストランのメニューを調べることが可能です。また、食物アレルギーの方向けのメニューが提供されています。
パーク内で食べられる食事がない場合は、弁当など食事の持ち込みも可能な場合もあります。事前に各施設にご相談ください。
飛行機に乗る場合
アレルゲン対応食、消化のよい食事(BLML:Bland Meal)、低グルテンの食事(GFML:Gluten Free Meal)、低乳糖の食事(NLML:Low Lactose meal)など自分の体に合った「機内特別食」の提供があるか確認をし、事前に予約をするとより安心に空の旅を楽しむことが出来ます。
参考:日本航空 機内特別食
自分の体調に合った非常食を準備する
旅行中に自分の体調に合った食事が難しい場合や予期せぬ状況に備えて、自分の体調に合ったおやつやレトルトなど普段食べ慣れているものを持つことで安心感が増します。
また、普段からコンビニやスーパーで自分の体調に合うものを見つけておくと、出かける際に食べられるものが心細い、不安、足りるかなぁという時でもどこでも買うことが出来て安心です。
まとめ
事前にリサーチをし、予約をする事でより安心できる旅になるかと思います。今回の記事を参考にみなさまも楽しい旅行になれば幸いです。